こんにちは!今回は、iOSDC Japan 2025に現地参加してきたので、その様子や学んだことをシェアします。
今年も多くのセッションや交流があり、とても充実したイベントになりました。

はじめに
iOSDC Japan 2025は、iOSやSwiftを中心とした技術カンファレンスです。
毎年多くのiOSエンジニアが参加し、最新の技術や知見を共有する場となっています。
当社は今年もシルバースポンサーとして協賛しました。
会場が昨年から変わり規模も大きくなり、より一層盛り上がりを感じました。
一方で、雰囲気自体はこれまでと変わらず「年に一度のお祭り感」があり、安心感のある素敵なイベントでした。
感想
当社からはクライアントグループのエンジニア3名が参加しました。ここからは、それぞれの感想や学びを共有していきます。
後藤
iOSDCは今年で3回目の参加となりました。 普段はFlutterで開発していますが、iOSネイティブの話も面白くて普通に楽しむことができました。
印象に残ったセッション
アプリの『もっさり』を解決!MetricKitを活用したアプリのパフォーマンス改善
「アプリがもっさりする」という定性的な課題を、MetricKitを活用して定量的に測定・分析・改善していくという内容でした。 特に、MetricKitで収集したデータを整形してGoogle Analyticsに送信し、BigQueryで分析するというワークフローは非常に勉強になりました。
楽曲登録数とハング時間の関係をグラフ化することで因果関係が一目瞭然になり、改善前後の比較も直感的に理解できました。「データを可視化して改善効果を確認する」ことの重要性を改めて実感しました。
印象に残ったセッション
世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得
いわゆる「課金前に表示されるペイウォール」についてのセッションです。 これまで実装したことがなかったので、Apple公式のガイドライン(請求金額を目立たせる必要がある等)に沿った設計の重要性を学ぶことができました。
また、分析パートでは日本と海外で価格設定やレイアウトに違いのある点が興味深く、アプリごとにさまざまな戦略で課金導線を工夫していることがよく分かりました。 結論として「アプリごとに最適なペイウォールを実装する必要がある」とされており、今後個人開発などで課金実装をする際には、ぜひ参考にしたい内容でした。
その他
この2つ以外にも、スポンサーセッションではAI活用事例が複数紹介されていて、業務に取り入れられそうなヒントが得られました。 また、LTもニッチなテーマや課金まわりの話が多く、非常に楽しめました。ちなみに今年のペンライトはサイズが大きくてインパクト抜群でした!

セッション以外でも、ブースを回ったり懇親会で交流したりと、イベント全体を通して大満足でした。
岸本
iOSDCは今年で初参加となりました。 watchOS開発関連のセッションや、UI作成・技術選定をする上での注意点など普段の開発に活かせる内容が多くあり、楽しむことができました。
印象に残ったセッション
テストコードすら書けなかったレガシーアプリがAIと上手に協働できるようになるまでの軌跡
このセッションでは、単体テストを書く際の考え方や、別分野からアーキテクチャや技術を流用する際のポイントについて学ぶことができました。
単体テストに関しては厳しくルールを定めるのではなく、とにかく書くハードルを下げる工夫が印象的でした。
単体テスト導入後のメリットとして、テストコードが仕様を表現する情報資産になり、結果としてAIにとっての情報源になることがわかりました。
また、iOSのプロジェクトでAndroid推奨アーキテクチャを導入したことでより読みやすいコードを書くことができたという点から、複数の分野の知見を横断的に流用することのメリットについても知ることができました。
印象に残ったセッション
カスタムUIを作る覚悟
Appleが提供している標準のAPI以外のAPIを用いてカスタムUIを作成する際の基準や注意点についてのセッションでした。カスタムUIを作成する場合には、アクセシビリティや他のプラットフォームで表示など、標準APIではサポートされている様々な点を考慮に入れる必要があることを改めて感じました。
「標準APIで実現できていることはカスタムUIでも実現できる」というユーザーの期待値に応えるかどうかも合わせて検討する必要があるとわかりました。
これからの実装において、自前でUIを作成するかどうかの1つの判断軸になるセッションでした。
大石
今回、day1とday2を現地参加しました。 前回までと会場が変わり少し遠くなったのですが、日頃の運動不足の私にとって程よい距離になり、たこ焼き屋台がなくなったのは個人的に残念でしたが、会場が一新されてフレッシュな印象を受けました。
印象に残ったセッション
スマートフォン 来し方行く末 〜どこから来てどこへ往くのか〜
Rebuild.fm のゲストでおなじみhakさんとiOSDC Japan運営のtomzohさんによる、これまでのスマートフォンの進化に関する2時間のセッションでした。
初代iPhoneからiPhone 17までのハードウェアとソフトウェアの進化を振り返ることができたこと、搭載SoCの変遷から半導体の進化を知ることができました。
バッテリー容量の変遷として現在は初期の1.5倍程度の容量になっているという話題がありましたが、モデルによっては次期モデルで微妙に減っているケースがあったのは興味深かったです。セッションをチェックできなかった方はぜひアーカイブで確認してみてください。
見ないで!Focus Filterで守る自作ブラウザの黒歴史
これまで集中モードの機能を意識したことがなかったのですが、アプリから独自の集中モードを作れること、集中モードでアプリ側の挙動を変えることができることを知ることができました。これはアプリによってはより便利な使い方をユーザーに提案できる仕組みですので、当社でも検討の余地があると思いました。
他のLTも5分に内容がしっかり詰まっていて本当に楽しめました。
スポンサーブース
私自身がエンジニア採用を担当しているので各スポンサーブースの企画や配布されているノベルティなどとても興味深く見ることができました。
ノベルティ以外にも配布されている採用向けのチラシに書かれている内容、会社や開発組織のアピールポイントなども採用視点から参考になる内容が多かったです。
また、ブースにいる方とお話して事業や採用の取り組みを聞くことができたのでとても有意義でした。
今後もイベントに参加した際に意識したいと思いました。
今回スポンサーブースがとても多いと思ったのですが、全ブースを回ってスタンプカードを埋めることができました。
そしてスタンプカードを埋めてビンゴした数だけ福引きを回せるのですが、ステッカーしか当たらなかったのはとても残念でした。

ブースでも何人かの方と会話させてもらいましたが、個人的に嬉しかったのは当社が配信している Studyplus Engineering Podcast を聞いてくださっている方がいらっしゃったことでした。まだ聞いたことがない方はぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。
iOSDC Japan 10周年について

iOSDC Japanが2016年に始まり10周年という記念すべきカンファレンスでもあったのですが、私自身が2016年から参加していたのもあり、個人的にとても印象的でした。
iOSDC Japanでしか会うことがない方と1年ぶりに会うことができて、実際に会った時にしかできない最近の会社や仕事について話せたことが個人的にとてもうれしく、コミュニティというものを感じることができました。
iOSDC Japan 2016参加してました#iosdc #d pic.twitter.com/VnI4GKIy93
— koishi (@mego_) 2025年9月21日
おわりに
今年のiOSDC Japanも、技術的な学びだけでなく、さまざまな交流や刺激があり、とても充実したイベントになりました。
ご一緒させていただいた皆さま、ありがとうございました!また来年も参加できるのを楽しみにしています。