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DroidKaigi 2021に参加した感想

こんにちは、Pixel 3aユーザーの若宮(id:D_R_1009)です。 早速Android 12を入れて、毎日使っています。

あっという間の3日間でしたが、DroidKaigi 2021が開催されました! 今回は、3日間の振り返りと感想をまとめておきたいと思います。

感想

隅山

今回、「マルチデバイス対応で考慮すべきポイント」を発表した隅山です。 自分のセッションがDay1の最初の方だったので他のセッションをゆっくり視聴できました。 自分のセッションと印象に残っているセッションの感想を書いていきます。

自分の発表を振り返って

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自分の発表は事前録画の形式で行いましたが、DroidKaigi実行委員会から録画機材の貸し出しがあったので非常に助かりました。

発表内容ではモダンなアプリ開発環境になっているかを確認するMADスコアをアプリ紹介で導入しましたが、弊社の開発環境を紹介するのに適切な説明ができたのでよかったです。 後半部分では細かな修正点や注意点を列挙していきましたが、全てを網羅しているわけではなく会社の開発状況やどの端末に対応するかによって対応内容は変わってきます。 ただ、モダンな開発環境に対応していてもマルチデバイス対応ではまた別の観点が必要になってくるのでそこを考えられるきっかけになればと思います。

自身の発表を振り返って、マルチデバイス対応を考えるきっかけになったなどの声があって非常に嬉しく思います。 発表でも触れましたがマルチデバイス対応を考えることは品質向上にもつながりますので、本発表がその参考になれば幸いです。

気になったセッション

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自分が印象に残ったセッションはこのセッションでした。 アニメーションを説明する上で一番重要な「アプリ上での動作」を表現するために実際のアプリを用いて発表する発想に驚きました。

発表自体もそれぞれのアニメーションAPIの説明、適切なAPIなどわかりやすく紹介されていました。 最近ではライブラリ側でアニメーションを実装されていることが多いため、開発者自身はそこまでアニメーションを気にせずに開発できてしまうので勉強になる点が多かったです。

若宮

3日間、ミーティングなどで視聴できない時間帯は結構あったのですが、可能な限りリアルタイムで視聴しコメントなどをしていました。 Ask the Speakerがリアルタイムで行われるなど(翻訳もリアルタイムで行われるなど)、オンラインならではの楽しさがありました。

印象に残っているセッションは「DroidKaigiカンファレンスアプリの歴史からみるアプリアーキテクチャのこれまでとこれから」です。

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思い返してみると、Androidの開発シーンでは「過剰なアーキテクチャの議論をしている」などの批判もありました。 しかし、今のAndroid開発を助けている様々な議論や資料は、当時の議論をベースにしたものが多くあります。 そういったアレコレを思い浮かべながら、楽しく視聴しました。

カンファレンス情報を表示する、という同じ目的が色々な手段で解決されているという意味でも、非常に示唆のあるセッションなのではないかと。 来年以降もイベントとアプリの開発が続き、また数年経った時に同じコンセプトの発表があるといいなと思いました!

中島

Pixel 4aですが、同じくAndroid 12を入れて最新OSを体験しています、中島です。

DroidKaigi 2021、ライブでのAsk the Speakerが非常に良い体験でしたね。 Youtubeの見逃し配信によって、ミーティングなどで視聴できなかったセッションを即日の夜にライブ部分ごと見返せるのもとても嬉しかったです。

自分が最も印象に残ったセッションは「★2.2のアプリがIn-App Review APIを導入して★4.2になるまで」です。

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サービスとしてユーザーに満足を十分に届けられている自負があるのに評価が伴わない。 その評価によって新規ユーザーや協業企業からの不振を招いてしまう。 身につまされる想いでした…。

そこからIn-App Reviewを用いる施策とその著しい結果についても、訴求タイミングなどもユーザー影響やさまざまな考慮をした上で導入した成果だったと感じました。 In-App Reviewの導入そのものだけではなく、そういった視点・姿勢の下で作られているサービスだからこその結果が眩しく見えました。

まとめ

開催前にブログでアピールしていましたが、今年もStudyplusはSUPPORTERSスポンサーとしてDroidKaigiに協賛しました。

tech.studyplus.co.jp

開催中は毎朝のスポンサー紹介で社名を見ることができ、「今年もAndroidアプリ開発頑張るぞ!」というモチベーションに繋がった気がします。 来年もスポンサーとして協賛できるよう、各方面で頑張りたいと思います!