こんにちは、スタディプラスの栗山(id:shepherdMaster)です。
みなさんは社内でどんなプロジェクト・タスク管理ツールを使ってますでしょうか? 今回はスタディプラスで最近使い始めたプロジェクト・タスク管理ツールのmonday.comを紹介したいと思います。
Taskworld時代
社内では以前はTrelloに似たカンバン形式のプロジェクト・タスク管理ツールのTaskworldを使っていました。 しかしTaskworldは使い続けていると動作が重くなってきたり、たびたびTaskworldに障害が発生したり、Slackへ簡単に通知連携できなかったり、そもそもツールとして使いづらかったりと不満が上がっていました。 そのため新しいプロジェクト・タスク管理ツールを選定することになりました。
新しいプロジェクト・タスク管理ツールの選定
社内で新しいプロジェクト・タスク管理ツールを選定するためのメンバーを募り、メンバー間でいくつかのツールを試しました。 4月からツールの比較検討を始め、5月には全社でmonday.comを使い始めました。導入までかなりスピードが速かったと思いますが、これもひとえにmonday.comがとても便利で早く業務で使いたかったというタスク管理ツール選定メンバーの熱い思いからです。
ツール選定基準としては以下がありました。
- 使いやすい
- サクサク動く
- 弊社では今のところスクラム開発をやってはおらず素朴なカンバン方式でタスク管理をしているので、JIRAのようなスクラム開発に向いた機能は必要ない
- Slack通知が簡単にできる
なぜmonday.comにしたか。またはいかにmonday.comを愛しているか
私をはじめ、ツール選定メンバーはmonday.comを触ってすぐにmonday.comが好きになりました。 私は過去にTrac, Redmine, JIRAなどを使ってきましたが、それらのツールを使ってプロジェクト・タスク管理をするのは若干の心理的障壁がありました(要は使いにくく管理が面倒)。 しかしmonday.comはとても手に馴染み、個人的なタスク管理としても使っているくらい私を虜にしました。😍
ということで、monday.comのどこが素敵か紹介していきましょう。
UI/UX
monday.com のUIは非常によくできていて、やりたいことが素早くできるように工夫を凝らして作り込まれています。 また初めて使う人でもほとんど迷うことなく直感的に使えるため、monday.comを導入した後でもメンバーから使い方に関する問い合わせは来ませんでした。 個人的には色使いがカラフルで好きです。 😋
カスタマイズ性
高いカスタマイズ性はmonday.comの特徴の一つです。 タスク管理ツールで入力項目を増やそうと思うと設定画面にいく必要がほとんどかと思いますが、monday.comの場合その場で項目を足すことができます。(項目の移動もドラッグ&ドロップでできます) ステータス、担当者、日付、テキスト、数値、チェックボックス、ドロップダウンといったよく使う項目の他にタグ、投票、レーティング、 ロケーション、URLカラム等々、全部で35種類の項目が用意されています 😁
それぞれの項目はとても気が利いていて例えば
ステータス項目では、種類と色が自分で設定できます。
タイムライン項目では、どのくらい日付が進んでいるかが可視化されます。
タイムライン項目をGoogleカレンダーに同期させることもできます。
Board
タスクを積む場所としてboardというのがあります。たとえばチームごとにboardを作ったりプロジェクトごとにboardを作ることになります。 boardにはShareable Boardという機能があり、このShareable Boardを作ると自分の会社のメンバーではない人をこのboardにゲストとして招待することができます。これにより社外の人には特定のboardしか見せないといったことができます。
またboard間をCtrl+Bで切り替えられるのが便利です(SlackのCtrl+Kのような感じ)
View
boardにはView機能があり、タスクをカンバン形式でみるためのKanban Viewや、ガントチャート形式でみるためのTimeline View、カレンダーViewなどがあります。
カンバンView
Timeline(ガントチャート)View
カレンダーView
Integration機能
昨今のWebサービス同様に、他のWebサービスと連携ができます。 たとえばSlackと連携して通知を送ったり、Google カレンダーと連携できたり。GithubでPullRequestが作成されたらレビュー用のタスクを自動的に作成することもできます。
Automation機能
このAutomation機能はmonday.comの目玉機能の一つです。
Automation機能を設定することによって、様々な作業が自動化されます。😌
以下はAutomation機能でできる一例です。
- タスクのステータスをDoneにしたら自動でアーカイブしたり他のグループへ移動させたりする
- タスクのステータスが〇〇になったら△△さんへ通知する
- タスクが追加された時、自動で特定の担当者にアサインする
- タスクの項目に変更があったら△△さんへ通知する
- 日付項目に入力された日付の〇日前に△△さんへ通知する
以下はAutomation設定画面です。様々なAutomationが用意されています。
その他にもZapierやIntegromatと連携もできるので、やりたいことはほぼほぼできると思います。便利ですね。
高い検索性
monday.comは検索性も素晴らしいです。 例えばboard画面では以下のように勝手にタスクを分類してくれて、ボタンを押すだけでタスクを絞り込むことが可能です。エクセレント 😊
また検索画面ではboardを横断して検索ができます。そしてなんと検索結果からタスクをその場で編集することができます。
テンプレート機能
monday.comでは豊富なテンプレートをもとにboardを作成することができ、boardの項目を設定する手間が省けます。(もちろん空のboardを作ることもできます) また独自のテンプレートを登録できるため、自社でよく使う形式のboardを登録しておくと使い回しがきいて捗ります。
My Week
My Week画面ではその週に終わらせる必要があるタスクを一覧で見ることができます。 期限が今日までのタスクや、期限が明日以降のタスク、今週終わったタスクが見れるため、自分がやるべきタスクが明確になります。 また他のメンバーをフォローすると、MyWeek画面にそのメンバーのタスクもでてくるため、チームメンバーがどのようなタスクをどんな進捗でやっているのかが分かります。 たくさんメンバーをフォローしたらMy Week画面にタスクがたくさん表示されてしまうと懸念されるかもしれませんが、もちろんユーザでタスクを絞ることができます 😉
その他の地味に便利な機能
- タスクにつけたコメントに対していいねができる
- だれがそのコメントを見たか表示してくれる
- スマホアプリがある
- 帰宅途中とかにサクッとタスクを追加したり、出社途中に今日やるタスクを確認することができて便利ですね。
不満点
正直不満点はないのですが、会社によっては以下が不満に繋がりそうでした。
日本語表示サポートがされていない- JIRAのようなスプリント管理に特化はしていない(例えばバーンダウンチャートとかはない)
- どちらかというとmonday.comはタスク管理に特化しています。これはチームの開発スタイルによって良し悪しが分かれるでしょう。
お値段
https://monday.com/pricing/
Standard Planで年間契約すると
- 10人 $79/month
- 25人 $195/month
- 50人 $399/month
なので1人1ヶ月10ドル以下ですね。他のサービスと比べても安いほうかなと思います。
最後に
日本では知名度はまだまだですが、試しに使ってみると細かいところまで作り込まれたmonday.comの最高さが心で理解できると思います。 monday.comを使うことで月曜日を素敵な週の始まりの日にしていきましょう!