こんにちは。ForSchool事業部の石上です。ハライチのターンというラジオが好きです。ぜひRadikoで聴いてみてください。
今日は、ForSchool事業部で行っているフロントエンドミーティングという取り組みについて紹介します。
3行で
- フロントエンドミーティングを始めました
- いろいろ課題が出てきました
- やっていくぞ
フロントエンドミーティングとはなにか
ForSchool事業部におけるフロントエンドミーティングとは、週1回チーム内でフロントエンドに話題を絞って振り返りや相談を行うミーティングのことです1。
なぜやっているのか
Studyplus for Schoolのフロントエンドには、日常の業務で各人が課題を感じているのにそれを整理できていないという問題がありました。そこで、フロントエンド技術改善に絞ったロードマップを作り直すことにして、昨年の11〜12月の間にMTGを重ねて、ロードマップを作成しました。
ところが、このロードマップには少し不安が残りました。「作り直すことにしました」と書いたとおり、実はこういったものを作るのは初めてではなく、昨年の4月にも同じようなものを作っていました。ここでまた作り直しが発生してるということは、問題だと感じる点や改善案などがその当時から変わっているということです。ということは、今回つくったものも、半年後にはどうなっているかわかりません。このロードマップは、なるべく日常的に見直す必要があると考えました。
そこで、週1回、30分時間をとってこのロードマップを見直す会を設けることにしました。そして、ただ真面目に見直しだけをしても面白くないので、気になっているフロントエンド技術についての雑談などをアジェンダに盛り込みました。これが今ForSchool事業部で行っているフロントエンドミーティングです。
フロントエンドミーティングで整理できた問題
このフロントエンドミーティングは12月から始まり、これまでに4回開催しています。たとえば以下のような相談や問題解決がこの場でできています。
- コーディングガイドラインを定めて、今後どのようにコードを書くかを明記していく。
- typed-css-modulesというライブラリを利用してclassNameの型定義を生成していたが、これはwebpack設定のメンテが大変になる影響があるのでやめる。
- 新たに必要になるウェブアプリケーションのインフラについて相談(Next.jsとVercelを採用)
- 使いまわしにくいコンポーネントをどう整理していくか、タスクとしてどこをゴールにして進めていくか
こうやって見ると、毎週30分にしてはだいぶ実りがあるように思えます(これは昨年8月に入社してくれた@okuparaさんの専門性があってこそできていることではあるのですが2)。
もしこのミーティングがなければこういったことを整理する場もなく、問題が横たわったままだったかもしれません。やってよかった。
ちょっとしたキャッチアップの場に
フロントエンドは流れが速いとよく言われますが、フロントエンドミーティングのような場でそれぞれが気になっている技術を紹介すれば、ちょっとしたキャッチアップの場にはなると思います。これまでのフロントエンドミーティングで出てきた話題はReact Server Components, blitz, snowpackなどです。
発表資料をつくるわけではなく、「こんなのあるらしいんですけど、どう思います?」みたいな雑な話ができるので、とても楽しいです。
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フロントエンドミーティングという呼び名は、フィードフォースさんが過去にその名でフロントエンド技術の共有会を行っていた記憶があり、それを真似しました。↩
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入社早々、脱enzyme->RTLの導入をしてくれたりしてます。すごい。https://tech.studyplus.co.jp/entry/2020/10/05/090000↩